私のお薦めの曲をぼちぼちとご紹介していきたいと思います。
女子Jazzと書いてありますが、老若男女に関わらずお薦めです。
ただ、あくまでも私の独断と偏見ですのでご了承下さいませ。
まずは、「Walz for Debby」
彼女のかわいらしい世界の住人は
人形やピエロや王子様や大きな紫色の熊たち
そんな世界に僕の大好きな女の子が住んでいるのさ
心配事でのしかめっ面とも無縁なんだ
僕たち疲れた大人がつけているしかめっ面とは
太陽の下で 彼女は聞こえない音楽に
金でつむいだ歌にあわせて踊るんだ
それは彼女の小さな頭の中のどこかから聞こえるもの
いつの日かあっという間に 彼女は大人になるんだろう
そしたら彼女は人形や王子様や
ぼろぼろにくたびれた熊を手放してしまうのだろう
そうなったら人形たちみんなは泣くんだろうね
さよならとつぶやきながら
みんな彼女がいなくなって寂しがるだろうね
でもそうなったら僕もおんなじだろうね
ビル・エバンスの姪っ子、2歳だったデビーの為に作られたとってもチャーミングな曲
優しいメロディラインが3拍子にぴったりで、聴いているだけで幸せな気持ちに。
エバンスのデビーへの想いがとてもよく伝わってきます。
レパートリーに入れたかった曲なのですが、音域が合わないのでKeyを変えたら違う曲ですか?というくらいにイメージが変わってしまい、泣く泣く諦めました
大概の曲は男性Keyに合うものが多いので女性が歌う場合に転調することになるのですが、転調すると曲のイメージがガラッと変わってしまうものもあります。
結果オーライの場合もあります。
それも音楽の魅力かなと思います
・ ビル・エバンス
・ トニー・ベネット
・ 寺井尚子