「Strange fruit」
Southern trees bear a strange fruit
Blood on the leaves and blood at the root
Black bodies swinging in the Southern breeze
Strange fruit hanging from the poplar trees
Pastoral scene of the gallant South
The bulging eyes and the twisted mouth
Scent of magnolia, sweet and fresh
Then the sudden smell of burning flesh
Here is a fruit for the crows to pluck
For the rain to gather, for the wind to suck
For the sun to rot, for the tree to drop
Here is a strange and bitter crop
南部の樹木は変わった果実つける
葉には血が、根にも血が付いている
あちこちで黒い体が南部の風に揺られている
ポプラの木にぶら下がっている奇妙な果実
雄大な南部の牧歌的な風景
飛び出した眼、苦痛に歪んだ口
木蓮の甘く新鮮な香り
そして、不意に陽に灼ける肉の臭い
カラスに突つかれ、雨に打たれ、風に弄ばれ
太陽に腐り、落ちていく果実
奇妙で悲惨な果実
レィディこと、ビリー・ホリディの18番として知られた曲です。
日本人の歌手で、この歌詞を理解して歌える人はいないのではないかと。
ほぼ単一民族である私達には理解することがとても難しいです。
それだけ重い内容になっていて、ビリーのレコーディングもコロンビアレコードが断ったとの記述があります。
でも、聴衆は彼女が歌うこの曲を聴きに、足げくクラブに通いつめたそうです。
後に別のレーベルでレコーディングしたアルバムは大ヒットを飛ばしました。
その他、昔々の音源も黒人歌手が歌ったものが殆どで、コアなジャズファンから愛され続けている一曲です。
重たいし、苦しいですよね。 僕も尊敬はしていますが、普段は聴く気になれないです。
masaakiさんへ
いつもコメントありがとうございます。
そうなのです、重たいのです。
気分の良いときに聴いたら具合悪くなりそうだし、悪いときに聴いたらどうなっちゃうんでしょ・・。
とても難しい曲だと思います。