「永遠の0」
最初の50ページ頃まで、行ったり来たり・・・
「バカの壁」の次くらいに時間がかかりました。
戦争の描写では知らない言葉がいっぱい出てくるし、どんなに想像力を駆使しても限界があるし・・・
くたくたになりました
「永遠の0」は、戦死した祖父のことを知りたいと孫の姉弟が色々と調べていくうちに、自分達の中で何かしらが変わっていく物語です。
私の祖父も戦死でした。
なので、軍服の写真でしか知りません。
その時代の人たちが皆そうだったように、祖母も女手一つで子供を育てました。
8年前に亡くなったのですが、もっと色んなことを聞いておけば良かったなぁ・・・と。
一度だけ祖母の代わりに遺族年金の手続きに行って、祖父がビルマで亡くなったことを知りました。それくらい。
手紙とか無かったのかな。
あったとしたら、ちゃんと読めるかな・・・。
沖縄のひめゆりの塔や呉の海軍の資料館で、両親や妻に当てた手紙を読んだ時のショックは今でも忘れられません。
そのように書かざるを得なかった時代、それが当たり前な時代だったんだと思っていましたが、永遠の0を読んで違っていたことに気が付きました。
ネタバレになるので控えますが、改めてその時代の方達のすごさを知った気がします。
皆、二十歳そこそこだったわけで、今の私達は何をやっているんだろう・・・。
ぜひぜひ読んで頂きたいなと思います。
知っているべきことなのでは?とも思います。
そうそう、今年の12月に映画化されるそうですね。
正直なところ戦闘シーンがよく理解できず、すごく時間がかかっていたので飛ばし飛ばし読んだものですから、映画を観てからもう一度読んでみようかなと。
一応、ハッピーエンドなのだろうとは思いますが、色々な思いが読み終えてしばらくしてから溢れ出すような一冊でした。