「Here’s That Rainy Day」
たぶん、夢の残りを取っておくべきだったのね
おかしいわ、あの雨の日がやってくるなんて
皆がよく言っていた、あの雨の日がくるなんて
こんな風にその日がやってくるなんて考えは
私が笑いとばしたはずだったのに
あの雨の日がこうしてやってきたのだから
投げ捨ててしまったはずのぼろぼろの願望は
恋人をそばにもたらしてくれたあと
いったいどこへ行ってしまったの?
まったくおかしなものね
恋ってなんて見事に冷たい雨に変わるんでしょう
あの雨の日がやってくるなんて、ほんとにおかしいわ
’53年のミュージカル「Carnival in Flanders」に使われました。
舞台はたったの6日間で閉めてしまったそうで・・・(大赤字)
この曲だけがスタンダードとして残りました。
「ここからがサビです!」という明確な場所の無い、まったりとした曲に思われがちですが、序盤から音が取りにくく迷子になりそうなメロディが出てきます。
ルバートで歌う人が多いのも、この為かもしれません。
2小節目がちょっとだけやっかいです。
ちなみに、私も3枚目のアルバムで歌っていますが、少々迷子になっております
「たぶん・・・」と始まる歌詞は昔を回想しているので、力強く唄うよりも、多少、力を抜いてぽつぽつ語るようにした方がこの曲らしさが出るかな・・・と思います。
リズムのある曲の合い間に、舞台転換と言うか流れを変えて引き締める役目も果たしてくれそうで、レパートリーに入れたい1曲です。
(ジョージ・クルーニーの叔母)